京都生活工藝館無名舎・吉田家 保全・活用プロジェクト

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京都生活工藝館無名舎・吉田家 保全・活用プロジェクト

環境・地域・文化 京都生活工藝館無名舎・吉田家 保全・活用プロジェクト 京町家の生活文化の発信源「京都生活工藝館無名舎・吉田家」の保全と活用を!

京町家の生活文化の発信源となっている大型京町家の「京都生活工藝館無名舎・吉田家」は、現在所有者が一人で建物の維持管理作業を行い、京町家の文化の発信も実施している状況ですが、継続的な維持管理及び活用をするため、より社会に開かれた形でのサポートが必要です。
NPO法人うつくしい京都が建物の維持管理及び文化の発信事業を実施することで、伝統的な京町家で営まれてきた暮らしの持つ知恵や思想を後世に伝えていくことのできる、文化的・精神的に豊かな社会の実現を目指します。

達成率

16

達成金額:
161,000
目標金額:
1,000,000

残り123時間35

プロジェクト概要

実施期間

2021年4月1日〜2024年3月31日

目標金額

1,000,000 円

寄付方法

・インターネットからのお申込。
 http://www.plus-social.jp/donation.cgi?pjid=53
・郵便振替 京都地域創造基金寄付口座 00930-4-312262
      通信欄に「吉田家保全」と記入ください。
・銀行振込 京都信用金庫 本店 普通 3001335 公益財団法人京都地域創造基金

事業の背景

歴史都市である京都市の中心部では、高度成長期・バブル期のビルの開発や、近年のマンションやホテルの需要の高まりによって開発が行われてきました。京町家の中でも、とりわけまとまった敷地となる大型京町家に関しては、相続の発生などのタイミングで取り壊されてしまうことが相次いでいます。
平成20年〜22年に京都市が実施した「京町家まちづくり調査」の結果、市内都市部(上京、中京、東山、下京)において前回調査後の5年間で577軒の町家が取り壊されています。

京都生活工藝館無名舎・吉田家は、祇園祭の後祭りで北観音山を出す六角町に位置しており、後祭りの屏風祭りにおいても、道ゆく人々が自由に観覧できる展示を行なっています。
京都生活工藝館無名舎・吉田家として、京都の他の町屋に先駆けて一般公開を行い、
その季節ごとの室礼や生活文化についての情報発信を行ってきました。
しかし、その活動は当主の吉田氏の個人的な取り組みとして行われてきたため、
今後、当主の高齢化に伴い、活動の実施に問題が生じてくると思われます。

特定非営利活動法人うつくしい京都では、今後の京都生活工藝館無名舎・吉田家の
建物保全及び文化発信の場としての活用を積極的に担いたいと計画しています。

事業の概要

①京都生活工藝館無名舎・吉田家の保全改修工事
 京都生活工藝館無名舎・吉田家の復元改修が完成してから20年以上の期間が経過しているため、建物および付属設備において、かなりの程度の経年劣化が認められる状態である。
今後、文化発信の場としての活用を進め、一般公開を継続的に行っていくためには、それらの設備について日常的なメンテナンス作業を行うとともに、一定の改修が必要とされる。そこで、本事業により保全改修を行う。

②見学予約受付システムの導入による京都生活工藝館無名舎・吉田家の公開
 これまでも京都生活工藝館無名舎・吉田家は公開されていたが、事前予約の受付作業が当主1人による対応であったため、十分な対応ができなかった場合も多々あった。そこでより多くの人々を対象に、京町家における生活文化についての情報発信を行っていくために、より公開規模を拡大しつつ、かつ効率的に見学者を受け入れるために事前予約受付システムを導入する。
これにより、京町家の室礼をゆったりと楽しんでもらい、その暮らしの精神性も含めた魅力を体験してもらうために適正な人数の見学受け入れを実現する。なお、一般公開においても入場料は有料とし、今後のより大規模な保全改修工事への費用の積み立てを行う。

③京都生活工藝館無名舎・吉田家における活動・資料のアーカイブ化事業
 京都生活工藝館無名舎・吉田家には、当主のコレクションである工藝品が多数所蔵されている。また吉田家において営まれている暮らしの様子自体が貴重な資料となる。
したがって、本事業では、将来的な活用の基礎資料とするためにコレクションの調査研究と活動資料のアーカイブ化事業を実施する。

 A.京都生活工藝館無名舎・吉田家コレクションの調査研究
 京町家での四季折々の生活における利用価値を重視して蒐集された工藝品を中心に構成されている。したがって、京都生活工藝館無名舎・吉田家コレクションを調査・研究することは、京町家の生活文化の価値を改めて明らかにすることにつながる。特に、染織品関連のコレクションは吉田家の位置する祇園祭の山鉾町を中心に京都において利用されていたものであり、特に価値が高いと考えられるので、研究会を組織して、吉田氏のレクチャーを受けながらアーカイブ化を進める。

 B. 吉田家における活動資料のアーカイブ化
 吉田家では日々の暮らしの中で、歳時記に応じた様々な活動が行われている。本事業ではそれらの活動について写真、動画等の様々なメディアで記録し、今後、活用するための資料としての整理を行う。

④京都生活工藝館無名舎・吉田家における行事開催のサポート
 京都生活工藝館無名舎・吉田家では、京町家の魅力を伝えるため、吉田家という場にふさわしい行事が年間を通じて開催されている。本事業では、吉田家の文化発信の場としての活用を積極的に行うために、それらの行事開催のサポートを行う。

事業の内容

①保全改修工事
 随時、襖。障子の張替えをします。
 老朽化している流し台については改修を実施します。

②見学予約受付システムの導入による京都生活工藝館無名舎・吉田家の公開
 見学者予約受付システム(http://r.goope.jp/kyoshida)を運用しています。

③京都生活工藝館無名舎・吉田家における活動・資料のアーカイブ化事業
 A.京都生活工藝館無名舎・吉田家コレクションの調査研究を実施します。
 B.吉田家における活動資料のアーカイブ化
 随時、日々の暮らしを写真、動画などの様々なメディアで記録し、整理を行ないます。

④京都生活工藝館無名舎・吉田家における行事開催のサポート
 祇園祭後祭での屛風飾りをはじめ、京都生活工藝館無名舎・吉田家での行事開催のサポートを行ないます。

実施主体

特定非営利活動法人 うつくしい京都
 団体ホームページはコチラ

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