【公募結果】言語と未来基金

ご寄付の活かされ方 詳細

ご寄付の活かされ方 2025.10.10

【公募結果】言語と未来基金 言語と未来基金について、2025年7月1日〜2025年9月1日に助成先を募集し、厳正な審査を行った結果、下記の3団体を採択先として決定しましたので、お知らせします。

inote+P
「まちにツッコむ!子ども新聞」 ¥390,000
【事業概要】
小学1年生から6年生を対象に、子ども記者が地域の魅力を取材・発信するワークショップ事業です。情報が溢れる現代において、子どもたちが自ら「問いを立て、観察し、整理して発信する力」を育むことを目的としています。
活動では、地域企業や団体へのインタビューを行い、メディアリテラシーやインタビューのコツ、記事の書き方を実践的に学びます。子どもたちの瑞々しい感性で書かれた記事は、大人のサポートによって「子ども新聞」として紙面化され、地域に約5000部配布されるほか、オンラインでも公開されます。この活動は、子どもたちの自信を高めるだけでなく、多世代の対話を生み出し、地域住民が地元の資源を再発見するきっかけとなることを目指します。

パブリックコメント普及協会 
「パブコメ入門書出版プロジェクト」 ¥210,000
【事業概要】
パブリックコメント普及協会による本事業は、行政と市民の対話を促進し、民主主義を支えるパブリックコメント(パブコメ)制度の正しい活用を目指すものです。SNSの影響による大量投稿やデマの拡散が課題となる中、10年以上の活動で培った「対話型パブコメ」のノウハウを凝縮した入門書を制作・出版する予定です。
書籍では、制度の基礎知識から世界や全国の事例、実践方法までを網羅し、イラストや漫画を用いて分かりやすく解説します。出版を通じて、市民の政策参加を促すとともに、行政担当者の理解も深め、立場を超えた無用な分断の是正を目指します。これらにより、市民が主体的に意見を届け、住民自治に基づいた「暮らしやすいまちづくり」を実現するための実践的なツールを提供します。

六原まちづくり委員会
「インバウンドとの共生を図るためのまちの魅力とルール等の多言語発信・出版事業」 ¥400,000
【事業概要】
六原まちづくり委員会による本事業は、観光客の急増に伴う騒音やごみ問題などの課題を背景に、インバウンドとの共生を目指す取り組みです。単に禁止事項を提示するのではなく、京都・六原のまちの魅力とともに、長年培われてきた都市居住のルールやその文化的背景を多言語で伝えることを目的としています。
事業では、住民によるまちあるき調査や多世代参加型のワークショップを経て、共通デザインの多言語掲示サインと、まちの来歴や見どころを記した多言語の読み物(フリーペーパー等)を制作します。これにより、観光客のマナー向上と市民生活への負の影響軽減を図りつつ、地域住民の観光客に対する理解と寛容力を深めます。美しい景観を維持しながら、訪れる人と住む人が互いに尊重し合える地域社会の構築を目指します。

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