2020年の年末に向けて

活動内容 詳細

活動内容 2020.10.31

2020年の年末に向けて 最近、経営者や金融機関の方が口を揃えてこうおっしゃいます。「年末から雇用が相当厳しくなる」「年末から年明けにかけて仕事を失う人がかなり増えるのではないか」と。

理由の一つは雇用調整助成金の特例措置の期間が12/31までであることです。
参考:厚生労働省「雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html


失業はその人の生活に大きな影響を与えますが、それだけでなく他の事象(例えばうつ病や依存性など)の原因になる可能性を持っています。そしてその課題の連鎖は一本道を辿るのではなく複雑に、様々な形で拡大をしていきます。



 今年の2月から7つのコロナ緊急対策プロジェクトが弊財団の寄付募集プログラムを活用し、寄付を募集しました。それらのプロジェクトに1,500名の方から2,000万円を超えるご寄付を頂きました。これから起こる「厳しく複雑な事態」に対しては、上記のような個々の緊急的な取り組みが、長期的な視野を持ち連携していく必要があると考えています。

そこで京都地域創造基金としては11月から3つの取り組みと行ないます。
【1】寄付募集プロジェクトの公募
 コロナ感染症の影響に向けて「こんなプロジェクトを行ないたい」という提案を募集します。
【2】寄付の募集
 1で提案された具体的なプロジェクトの寄付募集に加え、プロジェクトを指定しない「京都地域創造基金 コロナ対策基金」を設立します。一定額の寄付が集まり次第、プロジェクトを公募して支援を決定します。(※1と2の違いは下記)
【3】円卓会議
 重要なステークホルダーの連携を促すために、目的を共有し、継続的なコミュニケーションとれる機会を作る円卓会議を開催します。1を提案したNPOに限らず、2の寄付者、企業、地域団体、行政、住民などが連携することで、支援を必要とする人に継続的な支援ができるようになります。

円卓会議の第1回目は11/16の18時から20時までオンラインで開催します。
テーマは「コロナ後の雇用・生活・学習を考える」
詳細は改めてお知らせします。(準備が遅くてすみません。ご関心のある方はスケジュールに入れておいてください。)

円卓会議の前後に寄付募集プロジェクトの公募説明会とコロナ対策基金趣旨説明会を開催します。
【コロナ対策寄付募集プロジェクト 公募説明会】
日時:11/16 17:30-17:50
場所:オンライン

【コロナ対策基金 趣旨説明会】
日時:11/16 20:10-21:00
場所:オンライン

この取り組みにより、コロナ禍の中でも新たなつながりをつくり続けます。

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※ 1と2の違いについて
1:先に寄付を募集するプロジェクトがあり、それに対して寄付を集める。クラウドファンディング型
2:先に寄付金があり、それに対してプロジェクトの提案を募る。補助金型。
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