お知らせ

詳細情報

活動報告

相続財産のご寄付をいただきました2015.9.24

 この度、当財団が運営する京都子どもファンド及び、生活困窮家庭の子どものための事業に、遺言を基に相続財産からご寄付をいただきました。今回のご寄付に至った背景を紹介いたします。少し長くなりますが、お付き合いください。
 A氏は享年75歳、子どもはおらず、相続人は配偶者と甥1名の2名でした。京都で自ら建設関係の会社を起業し、地域の誰もが知る建物に携わるなど、よく知られた会社でした。
 一方で生活は慎ましく、親しい友人から見ても服装や買うもの、会社の装飾などにお金をかけている様子はなく、ごく普通の生活をしていました。ご本人をよく知る方は本当にお金を大切にし、使うときもあるが贅沢をしている様子はほとんどなかったと語っています。
 A氏は存命中は生活が苦しい家庭の子どもに関する報道に心を痛めていました。自分に子どもがいないこともあり、生前中に家族に「自分の遺産のうち、少しでも生活が苦しい子どものために使ってあげて欲しい。子どもたちには安心して生活を送り勉強に励み、幸せになって欲しい」と伝え、遺産の一部を寄付することを遺言に記していました。
 その遺志を引き継いだご家族から私共にご連絡をいただきました。寄付によってできたこと、これからできることを親族に伝えたところ、穏やかに喜んで頂けました。
 本当にありがとうございました。

pagetop