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【プレスリリース】京都地域創造基金への現物寄付を通じたiPS財団の大型支援2件が実現2023.8.17

公益財団法人京都地域創造基金(理事長:新川達郎)は、地域の課題解決に向けて、市民間で支え合う社会づくりを目指した活動を行っています。取り組みの一つである「社会を良くする研究応援プログラム」は、公益につながる研究開発等を行っている組織に対して寄付集めをサポートする助成プログラムで、寄付者が現金以外の資産で寄付を行えるのが特長です。
このプログラムの助成先として採択されている団体のうち、この度公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(以下、iPS財団)に対して、金地金の寄付1件、収益不動産の遺贈寄付1件がありましたので、お知らせします。

■事例1 金地金のご寄付
 先般亡くなられた関西地方在住の男性のご遺族から、2023年5月、相続財産の一部である金地金12キログラム(時価約1億1,400万円分)が寄付されました。京都地域創造基金は、寄付された金地金を田中貴金属工業株式会社に売却、現金化して同月、iPS財団に提供しました。本件は寄付者の顧問税理士からの問い合わせにより実現しました。

寄付者ご遺族(奥様)のコメント
「主人は大学時代から会社を退くまで長年にわたり研究に携わっておりました。遺産の一部をiPS細胞の実用化に向けてお役立てて頂けたら、主人も本望と思い、主人に代わって寄付させていただきました。」


■事例2 収益不動産の寄付
 2023年4月、東京都在住のご夫婦が、都内の収益不動産を死後に寄付する旨の遺言書を作成されました。この遺言書にもとづき、寄付者が亡くなられた後、京都地域創造基金は不動産を管理し、その家賃収入をiPS財団に提供することにより、寄付者は亡くなられた後も将来にわたりiPS細胞の実用化に貢献することが可能となります。
寄付者様より「iPS細胞の実用化に向けてお役立ていただけることを嬉しく思います」とのお言葉をいただいております。


公益財団法人京都地域創造基金・新川達郎理事長のコメント
 「この度、公益財団法人京都地域創造基金は、寄付者の皆様による厚い志を、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団にお届けするという、大変に名誉ある活動を実現できました。一人でも多くの方々の生命と健康のためにという寄付者の皆様によります懇篤なご芳志と、iPS細胞研究の成果をより多くの方々に届けたいというiPS財団の情熱とを、橋渡しすることができました。改めて関係の皆様に感謝申し上げます。
京都地域創造基金としまして、関係者の皆様の熱意にあらためて敬意を表するとともに、こうした「心のこもったお金」の循環があること、また、今回のご寄付の特徴である遺贈に関連する寄付という方法があることについて、多くの方々に広く知っていただければと念じて、お礼の言葉に添えさせていただきます。」

公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団・古屋比奈事務局長のコメント
「当財団の仕組み上、金地金や不動産のご寄付をいただくことは通常叶わないのですが、京都地域創造基金様の助成プログラムの活用により、現金に限らないご寄付の受け入れを実現することができました。今後、このようなご寄付のかたちが社会に浸透していくことを願っております。このたびの多大なご寄付に心から感謝申し上げます。」

■公益財団法人京都地域創造基金とは
設立:2009年3月26日
設立者:特定の出捐者ではなく、300名を超える市民からの寄付により設立
事業目的:社会の課題解決や地域の活性化などの公益活動を支援したい人々と、公益活動を推進する団体等の双方の想いを具現し、資源の仲介を行い、社会を構成するすべての主体が公益を支える仕組みを構築することにより、持続可能で豊かな地域社会の創造と発展に資することを目的とする。(定款3条)
住所:京都市伏見区深草越後屋敷町40-1 1F
電話番号:075-257-7883
メールアドレス:office@plus-social.jp
ウェブサイト:https://www.plus-social.jp/

■助成プログラム「社会を良くする研究応援プログラム」とは
 このプログラムは、公益につながる調査研究、研究開発のための寄付集めをサポートすることにより研究を支援します。

■本件に関するお問い合わせ
専務理事・事務局長 可児卓馬
お問い合わせフォーム

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「非営利活動に遺産を残す方法」を公開しました2023.8.1

弊財団では遺贈寄付を受け入れています。
詳細は以下のリンクからご覧ください。

非営利活動に遺産を残す方法

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10周年記念シンポジウム開催のお礼2019.10.1

 弊財団はこのたび設立10周年を迎え、9月29日(日)に10周年記念シンポジウムを開催いたしました。
 このシンポジウムでは、弊財団のこれまでの10年を振り返るとともに、全体会、分科会を通じて、現在直面するさまざまな地域課題の解決にあたっている方々よりお話しをお伺いしながら、これからの地域や社会の在り方について議論を進めていきました。当日出席された約150名の方々からも貴重なご意見やご示唆を頂戴して、おかげさまで有意義な会合とすることができました。
 今後に向けて、まだまだ解決すべき課題は多々ありますが、弊財団といたしましては、それぞれの状況に応じて一つ一つ真摯に対応し、微力ながら地域のお役に立てる存在であり続けたいと考えております。皆さま方にはこれからも引続き、ご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆さま方のご多幸をお祈り申し上げます。

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